ツール紹介

A. 検体測定室

  • 検体測定室は、簡易な検査を行う施設のことです。
  • ”簡易な検査”とは、生活者の健康意識の醸成や健康診断及び医療機関受診への動機付けを高めるために、利用者が自ら指先より血液(検体)を採取して、検査結果も利用者自身で判断・管理するものです。
  • 厚生労働省医政局に開設届の提出が必要です。
  • 事業者が検体測定室事業を行うにあたっては、不適切な取扱いに伴う血液に起因する感染を防止する等の観点から、「検体測定室に関するガイドライン」を遵守することが重要です。
  • 測定可能な検査項目や運用の方法に関する詳細は、厚生労働省「検体測定室等について」をご覧ください。

B. 子宮頸がんのハイリスクチェック検査(HPV検査)

  • HPVとは「ヒト・パピローマ・ウィルス」の略です。
  • 子宮頸がんの主原因はHPVであり、先進国で唯一、日本では若年層(20~40代)の罹患者が増えています。
  • 地域で実施している「がん検診」未受診者対策として、薬局等の店頭にて、病識の理解を助ける取組を実施しております。
  • 薬局等で実施するにあたり、重要なのは、精度管理を理解した上で、地域で実施しているがん検診に繋げることです。
  • 詳細については、当協会で開催する管理者研修会の中で「がん検診受診勧奨事業: 子宮頸がん対策モデル」内で取組の背景、その意義、実施方法につき、解説を加えております。

C. 薬局FAITステーション

  • 「薬局FAITステーション」は、薬局と来局者や家族を繋ぎ、生活活動から体力向上の支援をするサービスです。
  • 利用者は、パーソナルヘルスケアデバイス「FAITタグ」を身につけて、日常の活動データ(歩数・睡眠・食事のタイミング)を測定し、薬局に設置されたFAITステーションを用いて行う体力測定の結果と組み合わせて、店舗に勤務している薬剤師、管理栄養士、トレーナー等から健康相談の対応、体力作りの提案ができるようになります。健康セミナーや総合事業に利用する事ができます。
  • 「Fit with Trainer」は、高齢者の基礎体力の向上などが大学の研究で示されているプログラムです。 ※FAITタグ、FAITステーションおよびFit with Trainerは、Sonyの商品です。